身近な人からもらう米や野菜っておいしいですよね。
実家がある丹原町は周桑平野と呼ばれる広大な平野が広がっていて、稲作が盛んです。
我が実家も多分に漏れず、サラリーマンを引退した両親が孫のためにとせっせと米作りに励んでおり、我が家もその恩恵を頂いております。
米俵は田舎の勲章や!
ちなみに栽培している米はヒノヒカリとあきたこまちです。
メインはヒノヒカリ、あきたこまちは少しモッチリしていて長男の好みです。
食べ盛りの子どもが3人いる我が家にとって定期的に頂ける米はありがたいことこの上なし。
小学4年生 少女Y 『田植えをやってみたい』
小4の娘が5月の終わりに、ふと言いました。
「お父さん 田植えをやってみたい」と。
私としては
「ふだん願望を口にしない娘がそんなこと言うなんて珍しいな、ぜひやらせてあげたい」
と思い、
「ならじぃちゃんばぁちゃんに聞いてみよっか」
と田舎の両親に確認したところ、二つ返事でOK。
「ちょうど6月15日くらいまでは田植えシーズンやから手で植えやすいスポットを作っとくよ」
とありがたいお言葉。
両親も子どもたちが楽しくできるように考えてくれるみたいです。
朝出発して、一時間ほど田植え、昼ご飯を食べて帰るスケジュールで決定です。
植物や虫が好きな小1の次男も連れていきます。
子どもたちはばぁちゃんの作るご飯も好きなので田植えの予定が決まった段階で楽しみがいくつかできました。
すでに楽しみいっぱいで嬉しいようです。
実家着。田んぼへGO
クルマで一時間弱、実家に着いて早速田んぼへ。
田んぼへの道もばぁちゃんが先導して農業用道路を進みます。
家から田んぼまでは10分程度です。
まさにカントリーロード。あぜ道もどんどん行きます。
田んぼをつなぐ一本道もバランスを取りながら。
いざ田植え体験スタート
田植えスタイルはこんな感じ。
- 泥にまみれても大丈夫なようにもう捨てても良い服(一応長袖)
- 念のため長くつ(履いて田植えはせず)
- 靴下(長女のみ)
- 帽子(日焼け、雨風対策)
長女は靴下を履いて、次男は裸足で田んぼに入ります。
私も十年ぶり以上の田んぼです。
ばぁちゃんが子供たち用の田植えスポットと苗は用意してくれています。
田んぼの中はぬかるみが少し温かくて何とも言えない感触です。
「うわぁきゃぁ、ぬるぬるする~」
なんて子どもたちの喚声が聞こえてきます。
悪戦苦闘しながらも田んぼのぬかるみ・土に慣れていきます。
そしてばぁちゃんに教えてもらいながらスタート!
徐々に慣れてきます。
ものの10分程度でサマになって来ました。
しっかり腰が入ってます。
次男は突風で帽子が田んぼに浸かってしまいましたが、これも笑い話。
1時間程度、しっかり楽しみました。
農業用水路でじゃぶじゃぶと足を洗います。
この水路が冷たくて気持ちイイんです。
畑でズッキーニ、キュウリなど野菜の成長確認
畑に寄ってズッキーニ、キュウリなど野菜の出来を観察します。
ズッキーニってこんな感じで実が作られるんですね。
私も知りませんでした💦
色も緑と黄色の2種類。
愛媛県はキウイの生産量が全国一位
キウイの赤ちゃんも。これが秋にはしっかりと実がなります。
丹原町はキウイの生産地です。
ちなみに国内生産量の約20%は愛媛県で全国一位です。

みかんだけじゃないんですね。
キウイの木は背が低いので子どもでも取りやすい高さ。
「キウイ取りに来るか~」と聞くと
「行く行く~~🎵」と二人。
キウイの収穫は小6長男は毎年やっているので今年は3人で参加かな?
楽しみが増えそうです。
帰り路にて
周桑平野に広がる田んぼを見て次男が
「あれが俺たちが苗を植えた田んぼやったんやね~」と。
これまで田んぼの役割を知らなかったんですね。
子ども目線てオモシロい!
まさに百聞は一見に如かず、とはこの事。
田んぼも苗を植えた時期で身長が高いもの、低いものそれぞれです。
「秋になったら稲刈りもやってみたい~」と長女。
田植えをしたことで興味の広がりも持てたようです。
関心を持ってくれてヨカッタヨカッタ。
田舎の田んぼ、畑、山を通じて
実家では田んぼ、畑、山があり、そこで米、野菜、果物を作っています。
私は収穫時期にしか手伝い出来ていないのですが、以前から子どもたちに農業体験をさせてあげたいと思っていました。
ただ、私が『さぁやるよっ!』と連れて行くと子どもたちにとって自分事じゃ無くなってしまう。
それがイヤだったんですよね。
だから、長女から「田植えをしたい」と言われたときは単純に嬉しかったです。
田舎の両親もこういう感じで会いに来てくれるのも嬉しいはず。
田舎だからできる体験をこれからも取り入れて大事にしていきたいですね。
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